LPGとジクシス

様々な分野で利用される LPガスは国内すべての地域で利用可能

LPガスは日本全国で2200万世帯(全体の約4割の世帯)で使われている重要なエネルギーです。一般家庭での利用のほかにも、業務用、産業用、化学原料用、自動車用など幅広く利用されています。日常生活に欠かせないエネルギーの安定供給を、わたしたちジクシスは担っています。

LPガスはクリーンエネルギー

LPガスは石油などの化石エネルギーの中で相対的に二酸化炭素排出量が少なく、燃焼時の排出ガスも極めてクリーンなエネルギーとして、地球温暖化対策の即戦力として期待されています。LPガスの燃焼時の二酸化炭素排出原単位は、原油を1とした場合、指数換算で0.86となり、ガソリンや灯油など他の石油製品と比べて10%以上少なく、天然ガスを含めた化石燃料の中でもトップクラスの環境性能を持っています。

災害に強い

東北や関東などの東日本を中心に未曽有の被害をもたらした東日本大震災。地震発生後、厳しい状況が続く中、LPガスはいち早く復旧し、また避難所や仮設住宅への緊急用エネルギーとして大いにその役割を果たしました。

またLPガスは、タクシー等の自動車用燃料として広く使われています。先の東日本大震災では、ガソリンや軽油などの液体燃料が不足する中、相対的に供給が安定していたことにより、被災地での緊急対応に 大きな役割を果たしました。

LPガスの未来とエネルギー政策

LPガスの環境性能は国にも高く評価され、中長期的な利用促進に向けた様々な施策が動き始めています。 東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故を始めとした、エネルギーを巡る大きな環境変化を踏まえて同計画の見直しが進められ、平成26年4月11日に第四次の計画となるエネルギー基本計画が閣議決定されました。この第四次エネルギー基本計画において、LPガスは独立した一次エネルギーとして、明確な位置付けがなされました。

令和3年10月22日に閣議決定された第6次エネルギー基本計画では、石油と同様に「最後の砦」として、平時のみならず緊急時のエネルギー供給に貢献する重要なエネルギー源であること、温室効果ガス排出削減の観点からLPガスへの燃料転換の取組を進めることが明記され、低炭素化に果たす役割も大きくなっています。

鹿島液化ガス共同備蓄基地

ジクシス株式会社の役割

ジクシスは、海外・国内から調達したLPガスで社会や人々の暮らしを支えるという使命を担う会社です。 現在、世界は大きく変わり始めています。しかし状況がどう変わろうと、当社の使命が変わることはありません。

今後はこの使命のもと「グローバル」なLPガスの供給や普及とお客様への供給時に付加価値を提供する「ラストワンマイル」 の2つの視点からビジネスをさらに飛躍させていきます。例えば、海外ではLPガス調達先の拡大に取り組む一方で、 発展途上国で急速に高まるLPガス需要への対応に取り組んでいます。また国内では特約店様とも連携した「B to B to C」の バリューチェーンの中で付加価値創造を重視した事業に挑戦しています。

日本のエネルギー企業として、LPガスのより合理的な調達と安全な管理を行い、エネルギーの安定供給と環境対応を両輪にサステナブルな未来創りに挑戦していきます。

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