従来システムによる発電では、排熱や送電ロスなどにより約60%が利用されず、エネルギー利用率は40%に止まっています。エネファームは、LPガスから作りだした水素と空気中の酸素を化学反応させて発電した電力とその際に発生した排熱を有効に利用することができる家庭用燃料電池です。
エネファームは、自宅で使う「電気」の約6割を発電し、その発生熱から「お湯」を作り出します。
自宅で発電するからロスが少なく、排熱を給湯や暖房に活用するエネファームのエネルギー利用率は約85~100%を期待できます。
エネファーム販売
従来システムのエネルギー利用率
エネファームのエネルギー利用率
※燃料電池の種類・メーカーによって、エネファームの機器構成および効率等が若干異なります。
さらに、エネファームを導入することにより、さまざまな環境対策よりも、圧倒的に高いCO₂排出削減を実現でき、今までの生活はそのままにCO₂を大幅に減らすことができます。また、エネファームなら停電しても発電を継続し、停電時専用コンセントから500~700Wの電気が使えるので、もしもの時にも安心です。
エネファームは2つのタイプがあり、それぞれの特性を生かした運用を行うため、 運転パターンが異なります。
SOFC(アイシン製) | PEFC(パナソニック) | |||
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電解質 | 個体酸化物形(セラミック) | 固体高分子形(膜) | ||
効率 | 発電効率>熱回収効率 | 発電効率<熱回収効率 | ||
運転方式 | 電気使用量に追従した運転(24時間連続運転) | お湯を作るときにON-OFF運転 | ||
発電出力 | 50~700W | 0~400W | 200~700W | |
タンク水利用 | 約25L | 約20L | 約130L | |
特長 | 「電気を多く使う」ご家庭向き | 「お湯を多く使う」ご家庭向き | ||
停電時 | 発電出力 | 最大700W | 最大400W | 最大500W |
発電時間 | 制限なし | 発電開始から最長192時間(8日間) | ||
自立移行 | 27日に1日の発電停止時以外移行 | 発電時のみ移行 |